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金継ぎとは・・ 焼きものの割れたり欠けたり、またはヒビが入ってしまった器等を、修復し、その生命を蘇らせようとする手法です。 ■傷は大別して次のような種類があります。して ・ニュー ヒビが入った状態 ・ホツ 口の縁に多く生じる小さなカケのこと ・カケ 欠けた状態 ■修理の方法としては、陶器・磁器・漆器その用途等によって若干異なりますが、再生という目的にそって選択する必要があるようです。 一般的な直しの方法としては、 ・金銀直し 欠けた部分を接着パテで整形し、本漆または合成漆、紅がらを塗り重ね、金粉、銀 粉を蒔き仕上げます。 ・共継ぎ ニュウや継ぎ目、欠損部分をパテで整形し、彩色して直す方法 ・呼び継ぎ 欠けてしまった破片がない場合。 一般に同じ種類のとう片を削って形を合わせつなぎ、さらに隙間を金銀等で直す。 ・かすがい ニュウを止めるために、かすがい(金属の止め具)を用いる方法。 馬こう絆などの青磁茶碗ではこの方法がよく用いられます。 ・覆輪 口縁に小さな傷が多い場合、そうした状態になることを防ぐために、口縁部全体を 金属で覆せる方法です。 唐物の天目茶碗によく見られる。 他に、珍しい方法として、朱色の漆で継いだり、木片を削ってはめ込み直す方法もあるようです。 (君摘花) |
以上私の経験では、カルチャースクールの月2回で3ヶ月ほどのおけいこで、簡単な直しはマスターで きるかと思います。金継ぎした箇所が初めからの景色のように一体化したり、金を蒔いたことで器の格が上がったかのように見える時はたいへん嬉しいものです。 金継ぎの手法を学ぶことによって、普段使いにはもったいないと感じる器も割れたら直せばよいと思え、少々大胆に扱えることも魅力です。 何より金継ぎしたことによって、焼きものに新たな価値が生まれた時のよろこびはかけがえのないものです。 しかし、小さな破片に年代、土、釉薬等々のさまざまな情報がいっぱい詰まった価値のある陶片には脱帽ですね! | |
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